宅建免許の申請は自力でできるのか
結論からいうと、自力でできます。そして、高度な知識も不要です。行政書士等にお願いすることも多いかと思いますが、普通に提出資料を準備し、提出すればいいだけです。実際に私も自分で宅建免許の申請を行い、無事免許の通知をもらうことができました。
※宅建免許の申請を行政書士にお願いして行った経験はないので、あくまで自力でやった経験のみに基づく記事であることをご承知おきください。
自力ですべきか、それとも行政書士にお願いするべきか。
前述の通り、免許申請を自力ですることは可能です。しかし、自力ですべきかは別です。書類の作成と提出の時間はどうしてもとられてしまうため、行政書士にお願いしてしまった方がコスパがよい場合もあります。
この記事を読んでくださっている方は、もしかしたら自力でやろうと悩んでいる方かもしれません。以下の事由に該当する方は、私の記事は読まずに、行政書士にお願いしてしまうのが得策です。(悩む時間もコストです!)
①昔からお世話になっている(会社の内部事情等も理解している)行政書士がおり、安く請け負ってくれる。
②免許申請に時間(約10~15時間)を割くことができる社員がいない。
③不動産会社の設立や不動産事業開始にあたり、コンサル的なこともお願いしたい場合。
宅建免許を自力で行った場合の想定所要時間(目安)
①必要書類の確認等(約1時間)
②必要書類の準備(約7時間)
・必要情報の収集と書類への入力(4時間程度)
・身分証明書、登記されていないことの証明の請求(1時間程度)
・事務所写真の準備(2時間程度)
③必要書類の提出(2時間程度)※移動時間込み
④保証協会への加入手続き(3時間)
かなりおおざっぱですが、だいたい13時間程度でできました。もちろん、所要時間は会社や担当者によって増減します。会社が不動産業だけを行う場合、オフィスが小さい場合、担当者が専任の宅地建物取引士だったりすると、もう少し短くて済むかもしれません。また、代表取締役の経歴や本籍地等の情報を得たり、捺印の手続きに時間がかかってしまう会社ですともっと長くかかってしまうでしょう。※ちなみに私は保証協会をハトさんとウサギさんのどちらにするかでかなり迷いました笑
私は東京都で免許申請しましたが、東京都の場合には現地調査がなく、その分事務所写真をかなり詳細に要求されます(事務所が360度分かるように。例えば、部屋が四角なら角4か所から対角線に撮影)。別の都道府県だと現地調査が必要になったりします。
最後に・・・
自力で宅建免許を申請するにあたって、いくつか行政書士のHP等を見てみたりもしました。中には素人が自分で行うのは無理と書いているものもありました。確かに、提出物として何が必要かは、ある程度調べて理解する時間は必要でしたが(例えば、政令使用人や専任の宅地建物取引士等が、別会社の役員を兼任する際には、非常勤証明書が必要だったりします。)、特に法的知識は不要でした。また記載に軽微なミスがあったとしてもその場で修正したり、あとから再提出もできるので、誰でも時間さえかければ、免許申請はできます。
とはいえ、今後のサポートや安心感等を考えると、信頼できる行政書士を見つけてお願いするということも全然ない選択肢ではないと思います。(ちょっと私は、見積取ったり、上長の承認もらったり、お願いした行政書士とやりとりしたり・・というのが面倒に思ってしまったので、自分でやっちゃいましたが・・。)
では、また~
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