BUSINESS LAWYERS LIBRARYとは
BUSINESS LAWYERS LIBRARYとは、弁護士ドットコム株式会社が提供する法律書籍をオンラインで閲覧できるクラウドサービスです。
価格は、現在(2021年6月27日)以下のようになっています。
スタンダードプラン(法人利用向け) | プレミアムプラン(法人利用向け) | 月額定額プラン(個人利用向け) |
月額6,380円(税込) | ご利用実態に合わせたお得なプラン | 月額6,930円(税込) |
どんな書籍が読めるの?
書籍・雑誌類が約800冊収録されています。
例えば、要件事実マニュアル(ぎょうせい)、企業訴訟実務問題シリーズ(中央経済社)、契約書作成の実務と書式(有斐閣)等々、まだまだ沢山ありますが有名どころの書籍はだいたい収録されていると思います。
雑誌類も充実しており、ビジネス法務(中央経済社)、法学教室(有斐閣)、ジュリスト(有斐閣)、会社法務A2Z(第一法規)、月刊総務(月刊総務)なんかも読めちゃいます。
買ったばかりの法律英単語2100法律・基礎編(弁護士ドットコム)が早々に収録されていたのはちょっと悲しかったです(笑)
どのように使っているの?(仕事編)
検索がすごく便利です。
仕事中調べたいことが出てくれば、そのワードを検索すれば、収録されている書籍から該当する書籍が表示され、さらにその書籍の該当ページに飛べるようになっています。
例えば、「景品規制」と検索すると、BUSINESS LAW JOURNAL(レクシスネクシス・ジャパン)の2019年10月号が検索に引っかかり、キーワードが書かれたページが24ページにあるよと教えてくれます。
24ページに飛んでみると、景品規制判断フローチャートにたどり着くことができました。
キーワードの検索(1クリック目)、検索結果の該当ページ部分をクリック(2クリック目)と僅か2クリックで、景品規制の概要について法律書籍を参照できるというのはちょっと感動です。
また、しおり機能などもあるので、気になったページは記録しておくことができますし、閲覧履歴もトップページの一番上に表示されているので、少し前に見た書籍はすぐに参照することができます。あとリンクのコピーなんかもできたりしますよ。
どのように使っているの?(プライベート編)
プライベートでは、主に法学教室やジュリストを読んだりしています。
あと知っている方は知っていると思うのですが、意外にも法のデザイン(フィルムアート社)といった書籍も収録されていたりするので、そういった書籍を読んだりもしてます。
僕はkindleで読むよりもBUSINESS LAWYERS LIBRARYで読むほうが使いやすくて好きです。
最近では、「基本行政法判例演習」が追加されたことが驚きでした。予備試験の勉強にも使える!
BUSINESS LAWYERS LIBRARY使うべきか・・?
僕は普段かなり幅広い職務を担当させて頂いており、なおかつやってる事業も幅広いということで、専門書や実務書で調べたいという機会が比較的多いほうかと思います。月に10回以上は、BUSINESS LAWYERS LIBRARYで何か調べています。最近では、株主総会議事録だったり、所有権移転登記手続きについてがっつり調べました。
僕はBUSINESS LAWYERS LIBRARYを使う前は、法律書籍を参照したい相談があったときは、その週の土日などに本屋に行き買ったり、立ち読みしたりして情報収集して回答していました。その時間を節約できるのは僕にとってかなり大きかったので、使い続けていきたいと思っています。
しかし、難しい法律相談はすぐ顧問弁護士に相談できるとか、やってる事業がかなり固定的で調べる機会があまりないといった法務の方は不要かもしれません。関係する書籍をその都度買ってしまった方が安くなる可能性が高いです。
結論としては、陳腐な回答になってしまいますが、仕事中&プライベートで専門書を参照して調べる機会がどれぐらいあるのかによると思います。ただ法務に限らず労務や経理、総務等かなり幅広いジャンルを取り扱っているので、管理部門の中でも他部署の方の悩み事も解決できたりします。テレワーク規程だったり、懲戒基準のことだったり。なので、使ってみれば活用できる場面が思っていたよりも多いことに気づくと思います。
専門書の裏付けのある回答が出来ることや、未知のことも素早く調べてあげられることは、社内における自分の立場や評価を高めることにもつながります。そのため、意外と本サービスを利用することがプラスになる法務担当は多いと思います。
まだほんのちょっとだけかゆいところ
まぁ当たり前なのですが、最新版が収録されていないこともあります。Twitterで話題になっている本とかは、どうしてもすぐ欲しくなっちゃうタイプなので、そういった場合は買っちゃってます。月額6,930円に加えて毎月の書籍代・・・なかなか手痛い出費です。
あと文章のコピペはできない(確かkindleは本によってはできますよね・・?)です。僕はiPadでスクショとってGoodNotesで貼り付けてます。※2023年4月現在、書籍によってはコピーや印刷ができるようになってます!
さいごに・・・
個人的には、満足度80%ぐらいの良サービスです。貧乏人の僕にとってはちょっと出費が手痛いというだけですね(笑)
でもやっぱり、ネットだけではなく、きちんと専門書を参照し、事業部に正確な回答をし続けていくことは、法務部門の専門性、信頼性を高めていくことにつながりますので、これからも使い続けていきたいと思います。(プライベートで使っているので自己負担で使用してますが、経費にしてもらいたいな・・・笑)→会社負担にしてもらえました!
興味が湧いた方はこちら!BUSINESS LAWYERS LIBRARY
ではまた~
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